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20266.16
好機

雪原で暮らすキツネは
雪の下にいる小動物を捕食している
雪の下数十センチにいる小動物の
足音やかすかな物音を聞き取り
その獲物めがけて
頭から雪に突き刺さるように飛び込む
キツネは
自分の足音を消し
気配を消し
大きな耳を傾け
雪の下の物音に耳を澄ませる
そして
獲物の気配を察するや
高くジャンプして
空中で姿勢を整え
獲物めがけて 頭から雪の中に突っ込む
その時機がいつ訪れてもいいように
その時をイメージして
頭も身体もスタンバイしているのだろう
十分に備えていれば
その時機は好機となる
漫然と待っていては 好機は来ない
好機は
日々のそなえを怠らなかったものに
訪れる・・・ものなんだ
